恋愛ゲーム

2001年3月11日
久し振りの友達と飲んだ。
ほぼ3年振りに会う友達だったけれど、
案外会話が途切れることもなく、
ごく自然に話ができた。

実はこの友達、何を隠そう、
僕が大学1年だか2年だかの時に、
生まれて初めて直接告白して、
そして振られた相手だったりする。

僕はそのことを思い出して、
今日、彼女とそのことについて語り、笑った。
「あの頃はお互い、若かったと言うよりは幼かったよね」
と。

お互いにまだ、20歳にもなっていなかったあの頃。
大学で顔を合わせればキスをしていたあの頃。
多分お互い好きあっていたのだろうけれど、
それでも結局、関係はしなかったあの頃。
そして、本気で彼女を好きになって、
告白して、振られて、本気で泣いたあの頃。

今思い出すと、思わず笑みがこぼれてくる。
「ああ、あの頃は本当に若かったな」
と。

当時彼女には、彼氏がいた。
2年来の恋人だったらしい。
けれど、その人とも別れて、
また他の人と2年間付き合っていたらしいが、
その新しい彼氏ともつい先日別れたらしい。
そして今は、数人の男友達と、
まあ大人っぽい付き合いをしているらしい。

彼女はそれを、『恋愛ゲーム』と呼んでいた。

確かに彼女に振られてからの僕だって、
まあそれなりには恋愛体験や、
大人っぽい体験もしてきてはいる。
と、言うか、一般的な人と比べると、
僕はあまり真面目な人生を送ってこなかったかも知れない。
特に、恋愛やら何やらについては。

今のその彼女の人付き合いを、
彼女自身が「ゲーム」と呼んでいるのには、
正直何かが良い意味で吹っ切れている感じがした。
それでも、最後の方になるにつれ、
彼女の顔に何か、苦悩にも似た表情は浮かんでいたのだが。

そして僕は、今までの自分の行動、
そして今の自分の行動、これからの自分の行動を、
「ゲーム」と呼ぶことはできなかった。
これは果たして、良いことなのだろうか、
それとも、悪いことなのだろうか。

・・・今はまだ、答えは見つからない。

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